成績学年最下位のギャルが慶應大に現役合格した実話で、ベストセラーを映画化した「ビリギャル」の完成披露試写会が6日に都内で開かれた。舞台あいさつで、主演の有村架純は、ギャルに変身した自分を鏡で見て「あなた誰ですか?」と衝撃を受けたことを打ち明けた。5月1日より全国で公開。
 映画タイトルが書かれた特製の幕を、有村さんが“ビリッ”と破って登場すると、客席からは歓声。続いて、伊藤淳史、吉田羊、田中哲司、野村周平、安田顕、松井愛莉、土井裕泰監督が登壇した。
 金髪の女子高生・さやかを演じた有村は、オファーを受けて「まさか自分がやるとは思わなくて。台本を読んだら、こんなに魅力的な女の子っているのかな」と感じたという。ギャル姿での撮影を「『超ヤバくね?』『マジ意味わかんねー』みたいな口調に慣れるのに時間がかかったけど、楽しかった」と振り返った。
 ここで、劇中の制服姿の等身大パネルが登場すると、有村はミニスカートを指さして「これは、はいてません」と大胆な発言。どよめく男性共演者らに「はいている感覚がないということです。スースーしちゃって」と説明した。安田は「パネルをのぞこうかと思った」、伊藤も「はいているね、はいてる」と、ホッとした表情。有村は「撮影中も(中が)見えないかヒヤヒヤして。別に見えてもいいんですけど」と続けて、さらに周囲を驚かせていた。
 主人公の母を演じた吉田は「家族ならではの温度感を芝居に生かしたいと思って、(有村を)遠慮させないために、どんどん話しかけた」と、携帯電話で一緒に動画を撮ったエピソードを語った。有村も、吉田と一緒にいて落ち着くそうで、「(吉田の)ダッコちゃん人形になりたい」と、またも天然発言で会場を沸かせた。
 撮影は今年の1月から2月。土井監督は、有村に対して「衣装合わせで(大胆なギャルの服を)何のちゅうちょもなく着ていって、彼女の中で覚悟ができていると感じた。短いスカートで真冬に走ったり、架純ちゃんが頑張っているから、スタッフも頑張ろうという気持ちに自然となれた」と絶賛。「青春映画ではありますけど、誰もが共感していただけるものを目指して作りました」と述べた。
 最後に有村は「友情だったり、先生や家族との関係だったり、本当に愛がたくさん詰まった作品。一人の女の子が頑張ることによって、こんなにも周りの人の心を動かすことができ、みんなが強い味方になってそっと寄り添ってくれる。そんな作品です」とアピールした。
 原作は、実話を基にした小説「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」。モデルとなったさやかさん本人が、名古屋弁の方言指導スタッフとして撮影に参加。吉田や父親役の田中も、さやかさんの両親に会ったといい、受験生を支える家族の姿もリアルに描かれている。


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